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中国 日本の新幹線技術を6040億円で受注

中国鉄道省は川崎重工業が、日本の新幹線技術を供与している中国
鉄道車両メーカー、南車青島四方機車車両から、最高時速350キ
ロの高速鉄道車両140編成を購入する契約を結んだ模様だ。

この車両は日本の東北新幹線 「はやて」 等をベースにしており、
主に北京 ― 上海、北京 ― 広州の区間で走る予定。
今回の大型契約でモーターやブレーキなどを製造する日本の鉄道関
連企業に潤いをもたらしそうだ。

高速鉄道整備は現在新興国だけでなく先進国にも広がっている。
ブラジルでは2014年のサッカーW杯開催に向けて、サンパウロ
とリオデジャネイロの区間を計画中。
さらにインドは、デリーとムンバイの間で今後建設していく方針だ。
そして米国大統領も、国内の主要都市を結ぶ高速鉄道計画を今年の
4月に発表している。

ブラジルと米国は、まだどこの国の鉄道方式を導入するかについて
決めていないが、インドは日本方式を採用する可能性が極めて高い。
その理由は去年、日本政府がインドの貨物専用鉄道建設計画に対し、
約4500億円もの円借款を供与することを決めているからだ

単一事業に対する円借款としては過去最大の額。
これでインド政府が他国の鉄道技術をわざわざ取り入れたりする可
能性は小さい。

自動車や原発といった環境技術だけでなく、鉄道会社や車両メーカ
ーの受注合戦も活発化してきた。
川崎重工業はこれまでに、米国NYの市営地下鉄でトップシェアの
車両を受注しているほか、台湾の台北市の地下鉄整備で138両の
車両と信号機システムを受注した。
さらに三菱重工業は、ドバイで無人運転による交通システムを受注
している。

さらに日立製作所では、総事業費1兆円弱といわれる過去最大級の
案件を抱えている。契約相手は英国だ。
ロンドンとケント州の都市を結ぶ、約108キロの区間だ。
英国では、古くなった長距離高速鉄道の路線更新を計画しており、
今回日立から1400両もの車両と、20年間にわたる保守契約も
同時に得たのだ。

英国が日本の新幹線を導入する理由に、ピカイチの安全性がある。
新幹線は地震以外によるの脱線事故はなく、事故による死亡がゼロ
という安全神話がある。さらに過密なダイヤでも正確に走っている。
このためコンピュータ制御の交通システム技術は、世界トップ水準
にあるのだ。

環境技術においては、全ての分野で我が国が一人勝ちの様相だ。
金融危機で世界的に需要が低迷し、呻吟している中、今後日本にと
って大きな大きな追い風がやって来ることになる。

 ★シティアライアンス 代表兼 「ヒルザー・ドットコム」 運営者

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