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南米が地デジの日本方式採用で、携帯電話(ワンセグ)の追い風が来る

総務省は、南米のボリビアが地上デジタル放送の規格として日本方式
の採用を決めたと発表した。

日本方式の採用は、中南米各国やフィリピンに続き10カ国目。
山間部の電波障害に強いなど、技術的な優位性が評価された格好だ。
これからも総務省はタイをはじめとした、東南アジアやアフリカ南部にも
採用を働き掛けるという。

ブラジルをはじめとした中南米の家電製品は韓国製品で溢れている。
サムスンやLGといった韓国の蒼々たるメーカーだ。
携帯電話も上記のような韓国メーカーが多く、日本のメーカーは
ノキアやモトローラにも足が及ばない。
日本の携帯電話が、日本国内でしか通用しないといったガラパゴス化
が今でも定着している。

日本の携帯電話は高機能過ぎて、こういった発展途上国はもちろん、
先進国ですら必要無いというのが理由。
「おさいふケータイ」「二次元バーコード」「モバイルスイカ」 さらに、
「ワンセグ」 といった機能は日本のメーカしか作れない。
つまりシャープやパナソニック、京セラ等といった大手日本企業だ。

しかし他国の場合、携帯電話は通話とWEB機能だけで良しとする
考えが今でも大半だ。
メール機能だって必要無いという傾向が強いのだ。
ソフトバンクが発売しているiPhoneだって、上記のような機能はない。
“ ワンセグは使えません ” と、店の担当者は説明しているのか?
端末を購入した後は、まさしく後の祭りなのだ。

とにかく日本が誇れることは携帯電話の中の部品である。
日本メーカーだけでなく、世界中の携帯電話の部品は、その3割以上
が日本製で占められている。 これはとても凄いことだ。
その他もドイツ製や、英国製、米国製が一部占めている。
どのような精密機器もそうだが、最終消費財というのはどんどん
値下げが起きても、中身の部品については値下げることはない。

ある意味でこれが日本の大きな強みなのだろう。

一方で情けないのが韓国製といえる。
サムスンにしてもLGにしても、携帯電話の国産化率は0%。
日本から工作機械はもちろん、部品や中間財までも輸入して、それか
ら組み立てるという、いわば最終組み立て工場に過ぎない企業なのだ。
こういったことから韓国メーカーは、自社のブランドを幅広く知ってもらう
ために、莫大な広告戦略を続けている。
日本メーカーが売上額の1%を広告費に使っているのに対して、韓国
メーカーは3%である。

しかしこれからは、こういった部品の発想だけに甘受してはいけない。
これからは日本メーカーのブランドを発展途上国にどんどん拡大さ
せていくため、メーカー自身が売り込みを進めていくべきだ。
ソニーやパナソニックが黙っても自然に広がるだろうといった考えは、
もう捨て去るべきだろう。
少々蛇足になったが、いずれにせよ南米諸国での日本メーカーの勝機
は高まったといえる。

 ★シティアライアンス 代表兼 「ヒルザー・ドットコム」 運営者

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