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みんなの党 参院選挙で10議席獲得も、民主党に協力しない理由

今回は参院選初挑戦の 【 みんなの党 】 が改選ゼロから10議席に
躍進したことは、まさに驚きといえる。

渡辺代表が謳ってきたアジェンダ 「脱官僚」「地域主権」「生活重視」
によって国民からの支持を集めたのか?
はたまた民主、自民両党に支持できない浮動票が功を奏したのか. . . 。
いずれにせよ最近できた政党、 “新党改革” や “たちあがれ日本”
がキャスティングボードを握るどころか、党の存在自体が危うくなるも
のと比べれば対照的だ。

確かにみんなの党の政策は、現実離れしているほど衝撃的といえる。
国家公務員の10万人削減、人件費の2割削減、官僚の天下り根絶、
議員特権の廃止、公務教職員政治活動を全面禁止、4%の経済成長
など...

去年8月に誕生した時から、国民受けした政策を次々と掲げてきた。

しかしこういった立派な政策を打ち出しても、与党にならないと実現
できないことは承知の事実。
こういった中、今回の選挙で存在感を高めた同党は、いちはやく民
主党との連立を否定したのだ。
さらに連立はしないが、一部の政策だけは協力する可能性があると
協力の含みを語った。

自民党時代の渡辺氏は、党全体の政策を決定させる役は担ってい
なかった。
しかし自民党を離党し、新しい政党の代表となった今、与党と協力
して政策を実現させることはこれまでになく高まった。
それなのになぜ、与党に入りたがらないのか?
かつて民主党に独自の法案を取り下げられたからか?
それとも民主党をこれからも攻撃していきたいからか?

最大の理由は2つある。
1つ目は、あまりにも過激な政策なうえに、いざ与党となると現実
主義に戻ってしまい、中途半端なものになってしまう惧れがあるか
らだ。
渡辺代表だってこのことくらいウスウス承知している。
どこの政党でもそうだが、マニフェストを発表するということは、
政権を取るため、入るための政権公約なのだ。
そういった意味で、参院選挙でマニフェストを出すということ自体が
矛盾していると思う

2つ目は、これが最大の理由だろう。
6月8日のブログでも書いたが、渡辺代表自身が過去6年間もの間、
何と5億4637万円もの莫大な企業・団体献金を受け取っていた
事実が分かったことだ。
さらに驚くことに、「天下りの全面禁止」 も訴えている同代表が、
天下り先の企業からも巨額な献金を受け取っていたのだ。

呆れかえるのはこのことである。もうおわかりだろう。
もしみんなの党が与党に入ったなら、こういった過去の汚職事実を
かならずチェックされてしまう。
まさに今の民主党、小沢前幹事長や、鳩山前総理と同じ羽目にな
るからだ。
こうなれば、みんなの党は天国から地獄へ一気に墜ちる。

うまい話(政策)には必ず裏がある。
ましてや渡辺代表も自民党に長く居座っていた政治家だ。
元外務大臣である父親からの威光を受け継いでいるとは思うが、
所詮、世襲議員の一人。 時代に逆行しているわけだ。
私はこういった点を考えて、同党には投票しなかった。

やはりここは現実主義の観点から、現与党に任せるしかなかった。
民主党は外国人参政権問題という闇法案を抱えているが、天下り
を着実に無くし、メディア改革も行い、法人税を引き下げ、今後も
事業仕分けを継続していって欲しいと願っている。

 ★シティアライアンス 代表兼 「ヒルザー・ドットコム」 運営者

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