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アイルランドの国家破綻は近い。アメリカもイギリスの翌年に続く

アイルランド政府は今回の国債入札で、総額15億ユーロを発行した。
とにかくEU諸国の中でも最悪の財政赤字を抱えるアイルランド。
最近になり、赤字削減の取り組みに打撃を与えるとの懸念が広がって
おり、同国10年債のドイツ国債に対する上乗せ利回りは、400ベー
シスポイントを初めて突破したのだ。

アイルランドの対外負債は信じられないほど巨額だ。
昨日記載した英国と比較すれば、短期負債については長期のそれと小
さいが、総合的な負債ではナント、、、同国GDPの8倍にも上る。
果してこういった危険な小国の国債をまともに買う国があるのか?
もしあるとすればECBといった中央銀行くらいだろう。

ロックバンドの 「U2」 以外、コレといった目立った基幹産業がないにも
かかわらず、金融危機前までは金融業と不動産業を中心に拡大させて
いった。
実態は周辺国からの投資と、それで出来上がった輸出、さらにそれで
稼いだマネーを再び一部の国債に投資し、金利を稼いでいた。
また国内民間企業の研究開発費などではなく、不動産投資に懸命にな
っていたのである。
まったくもって救いようがない。

とにかく周辺国と比べ法人税を極端に低くし、これが功を奏し、欧米か
ら湯水のごとく投資資金が入ってきたのは確か。
日本の法人税の3分の1以下という低さである。
わずか12.5%の法人税は、世界の民間企業が登記するのには非常
に魅力的。
同国の国内市場は小さいが、外国向け輸出製品を作るための工場を
設置するには打ってつけといえる。
アジアでいえば中国をはじめとした東南アジアのような存在だった。

今から思えば、ユーロ諸国は全般的に危機感が薄かった。
これはドイツやフランスといった大国も同様だ。
競争力のある自国の製品をPIIGS諸国に売るのは良いが、せっかく
稼いだ金をそういった国々の国債などに投資してきたのだ。
もちろん金利収入が最大の目的だったのは言うまでもない。
世界経済が安定的な成長を続けているうちは問題なかった。
しかしリーマンショック後は、一斉に逆方向に動いてしまった。
マネーゲームに翻弄していた国は、一気に矛盾が噴き出したのだ。

市場はすでにギリシャの次を探している。
この最有力候補が、イギリスやアイルランドであろう。
ギリシャのような捏造は行っていないだろうが、いかんせん全体的な
負債の大きさは、とにかく目を覆うばかりだ。
為替相場も今週、再度の円高が訪れるだろう。
日銀が再び円安介入しないというのが前提であるが. . . 。
世界恐慌の第2幕は、各国の経済状況やデータを見る限り、もう間も
なくやって来る。

 ★シティアライアンス 代表兼 「ヒルザー・ドットコム」 運営者

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