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PIIGS諸国のCDSスプレッドが最高値に 恐怖指数も上昇

30日の欧州市場で、ドイツ国債に対するスペインやイタリア国債の
CDSスプレッドが拡大している。
また今回のスプレッド拡大は、PIIGSからフランスやベルギーなどに
も拡大の兆しが現れている。

これに伴い、米取引所が作り出した投資家の心理を示す指標として、
「恐怖(VIX)指数」 が利用されているが、29日の欧米市場で急上
昇してきたのだ。
この日の恐怖指数は24ポイントまで上昇した。
恐怖指数は通常時で、10~20の範囲内で動くことが普通で、相場
の先行きに不安が生じた時、数値が大きく上昇する特徴があります。
確かに過去の指標を見ても、大きな出来事が起きた後は大きく上昇
していることがわかります。

最近の恐怖指数で最も高くなったのは、2008年10月24日。
リーマンショックから1カ月余り経ったころです。
この時の恐怖指数は89.53でした。
その他では、98年8月のロシア危機時が、45.74。
01年9月の米同時多発テロが、43.74。
02年7月のエンロン不正会計事件が、45.08。
97年10月のアジア通貨危機は38.20でした。

とくにポルトガルとスペインは来年4月に、莫大な額の国債償還時期
を迎える。
ポルトガルはこの時期の償還を迎えるにあたり、とても7%の金利で
は借り換えできないとの見方が出ています。

スペインは今年7月末に162億ユーロの償還を無事乗り切りました。
しかしこれは自力で返済したわけではありません。
ECBをはじめとした機関が援助したことも大きいのです。
スペインの場合、アイルランドやギリシャ、ポルトガルとは比較に
ならないほどの経済力を持つだけに、政府債務残高も大幅に上回っ
ているのも事実。

今年5月にEUとIMFが創設した、総額7500億ユーロの緊急融資
制度の規模が本当に大丈夫か. . . という関心が高まっている。
市場関係者は、経済規模の大きなスペインまで支援要請した場合に
は不足しかねないといった懸念だ。
私はすでに書いたが、ギリシャとアイルランドだけで全て使い果たす
だろうと予想する。
そして来年春には、追加の基金が打ち出されると思われます。
そして同時に為替も大きくユーロ安に振れ、1ユーロ=100円割れも
視野に入れる必要があります。

 ★シティアライアンス 代表兼 「ヒルザー・ドットコム」 運営者

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