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米銀の破綻 新たに4行増加で計7行 シティとバンカメは崩壊寸前。

米連邦預金保険公社によると21日、国内地方銀行4行が閉鎖され
たと伝えた。
これで2011年になって7行が破綻したことになる。

現地時間の金曜日になると、ほぼ毎週のように中小銀行が潰れてい
くニュースが流れる。
住宅不況によって融資の焦げ付きが増加し、そのことから消費者は
日常生活品以外の買い物はできなくなっていった。

米国政府は去年11月、FRBによる6000億ドルもの国債購入で
長期金利の下落を図ったのだが、これが一向に効果がない。
同年12月中旬には、10年物国債の利回りが一時3.5%を大きく
超えたのだ。
欧州最大の経済大国ドイツの長期金利3%より上回ってしまった。
しかしその後はアイルランドやポルトガルの信用不安から、米国債
の回帰が進んで、若干ではあるが長期金利が低下した。

巷では欧州危機を起こしたり、誘導したり煽ったりしているのは、
米国ではないかという噂も流れている。
上記のように米国長期金利の低下を維持していくためには、まさに
“ 他人のふんどしで相撲を取る ” という陰謀策しか道はないのでは
といわれているくらいだ。

米国長期金利の上昇は、あとあと凄まじい破壊力をもたらす。
順を追って説明しよう。
長期金利の上昇から、住宅ローン金利の上昇につながる。
その結果ローンの延滞を増加させ、需要の低迷、差し押さえの増加
をもたらす。

それは不良債権の増加を引き起こし、住宅価格の下落につながり、
MBSといった住宅ローン担保債権相場の下落になる。

これだけではない。
銀行の経営危機に波及し、投資家の損失が拡大していくわけです。
それが皮肉にも裁判・訴訟大国のメンツを維持することになる。

ここへきて米銀行大手バンカメが狙われている。
これはウィキリークスによる暴露の問題だけではない。
MBSといった担保債権会社がバンカメに対して、債権の買い戻し
を進めているというのだ。
その額はバンカメだけで3750億ドル。
たとえ再度量的緩和で損失を補おうとしても、無傷では済まされな
いほど巨額なのだ。

FRBは6000億ドルの国債購入と、MBSを保証している額のうち
3000億ドルを市場に流した。
これでも長期金利が上昇するわけだから、まさに限界がきていると
いえよう。
リーマンショック後は、何でもやる! といった勢いが聞こえていたが、
いまではFRB自体の存亡危機が叫ばれているのである。
わずか2年間だけでここまで変わり果てるのか。

長期金利だけではない。
5年物国債や2年物国債に至っても、去年9月から上昇している
これまでにも波はあったが、これが一時的な現象で終わるのかど
うかは注視していかなければならない。
量的緩和(QE2)と同時期に保険会社モノラインの一角が潰れた。
イザとなれば保証なんてできやしないのに、地方債などの保証を
積極的に行っていたのだ。
モノライン大手はまだ3、4社存在する。
こういったことも金利の上昇を誘発しやすくなった。

米銀の破綻は09年1月は6行、翌年1月は15行が破綻した。
今年は今のところ7行である。
欧州の格付け会社フィッチは去年10月、バンカメやシティの格下
げを検討していると発表したが、今年は某内部告発サイトの影響
も手伝って、いよいよ実現する可能性が高いといえる。

 ★シティアライアンス 代表兼 「ヒルザー・ドットコム」 運営者

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