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フランス・サルコジ大統領来日と、ゴーン日産社長の工場視察の意図

フランスのサルコジ大統領が今日3月31日に来日。
菅首相と首脳会談を行った。
東北・関東大震災発生後、海外から首脳が来日するのは今回が初めて。
フランスは今年のG8、その直後に行われるG20首脳会議の議長国だ。
当大統領は地震発生を受け、「日本に対する国際社会の支援と連帯を表明
するため訪日したい」 としていた。

サルコジ大統領の来日は、08年の洞爺湖サミット以来。
その後も09年後半、もしくは10年初めには来日する可能性が強いという
話があったが、その後頓挫してきた。
この大統領も金融危機後は、支持率を急速に落している。
キャラから考えても、イタリアのベルルスコーニと何ら変わらない。
仕事と私用を決して両立しないフランス人だが、2年前に一週間トータルで
4時間だけ残業を認めるといった法律を制定した。
企業側負担を今より小さくするためというが、毎日しかも1時間だけダラダラ
会社で過ごして、一体何の意味があるのだろう・・・と感じざるを得ない。

そして今回の大統領来日に合わせるかのように、日産のゴーン社長が福島
のいわき工場を29日に視察した。 現在は復旧中である。
同社長は、4月中旬にも一部を稼働できる状態にして、下旬までには全面
的に復旧させたい. . . と語った。
そして6月中には震災前までのようにフル稼働させたいとも語った。
おそらく同大統領と面会するための事前パフォーマンスだったに違いない。
前向きな話をしたいという思惑だろう。

実は案外知らない人もいるが、ゴーン社長は今でもフランス自動車メーカー
のルノー社長でもあるのだ。 日産の社長だけではないのである。
この社長は当時フランスでかなりの合理化(人員削減・コストカット)を実施し、
ベルギーでは工場の閉鎖を断行してきた人物である。
日本では伝えられなかったが、当時はかなりの非難を轟々と浴びてきた。
そういったことからフランスを離れ、日本に命カラガラ逃げてきたというのが
本当のところだ。
あまりコトを荒立てない日本のほうが住みやすいのだろう。
年俸も約10億をもらっていたことがわかったが、削減、削減の繰り返しで
理解なんか到底得られるものではない。

さらに大統領来日にタイミングをうまく合わせる形で、東京電力がフランス
の原子力庁に対し、支援を求めていたという報道が一昨日伝わった。
すでに原子力発電の専門家が2人やって来ている。
フランスには世界最大の原子力発電会社、アレバ社がある。
日本の三菱と提携している。
震災から2週間、東電でさえも手に負えなくなった事情でもあったのか?
しかしここは地元住民だけでなく日本国全体のために考えて欲しい。
支援要請が本当なら、プライドを捨てた思い切った行動だといえよう。

しかし地震がほとんどやって来ないフランスが、マグニチュード9の地震や
津波で損傷した施設に対し、本当に解決策になるのかという疑問が残る

政治的な行動だけなら時間のムダだけに終わるのだから、やめてもらいた
いものだ。
技術は日本、経験と実績ならフランス... といった具合に切り分けて対処
してほしいものである。

 ★シティアライアンス 代表兼 「ヒルザー・ドットコム」 運営者

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