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ギリシャショック再熱 スペイン国債もユーロ加盟以来の高水準

ECBをはじめとしたユーロ圏やIMFなどが、ギリシャに対して3年
間で1100億ユーロの支援金を決めて、まもなく1年になろうとし
ている。

これもひとつの区切りといっていいだろう。
ギリシャ10年物国債の利回りが14.9%に達し、ユーロ加盟以来
では過去最高を更新し続けている。
1年半前までの09年11月までは、ずっと5%程度で安定していた
同国が、ここへきて自ら第2のギリシャ・ショックを引き起こそうとし
ているのだ。

これに波及してしまったかのように、スペイン国債も過去最高水準に
達してしまった。
4月19日には10年物国債利回りが5.5%。
これは3月10日以来である。
しかしスペイン国債の危機は別の観点からみて、今までとは様相が
異なっている。
去年まではアップダウンが激しかったのだが、年末12月から5%台
でウロウロしているのだ。
つまり年末から一向に下がらないのである。

実はもうひとつ、特有のサイクルが存在している。
スペイン国債の利回りは、毎年5月になると急激に上昇している
これはリーマン・ショック以前も同様だ。
そういったことで、私は他国をチェックしてみた。
やはりというかポルトガル国債の利回りも、毎年5月を皮切りに上昇
していることがわかったのだ。
何度もいうが、ポルトガルに対する最大の融資国はスペイン。
ポルトガルの不信は、即スペインに波及してしまうということだ。

一方こういった面でいえば、ギリシャやアイルランドはどうだろう?
去年の5月を除けば、それ以前では決まったサイクルはない。
しかしこの両国はすでに莫大な支援を受けているし、これからも必ず
危機が再熱してくるに違いない。
ギリシャの最大融資国フランスは、危機の再熱と拡大を恐れるから、
軽々と引き上げることはできない。
これはアイルランドの最大融資国ドイツも同じことである。
つまりECBの国債買い取りが再び行われるだろう。

さらに4月に入って急激に利回りが上昇しているのが、何を隠そう、
スイスである。
短期債、中期債、長期債いずれも急上昇している。
イタリアは短期債だけが急上昇している。
一体これは何を示しているのか?
スイスなどはほぼ金融を中心に栄えてきた国。
また米国と共に詐欺まがいの証券をどんどん発行してきた。
こういった中立国もそろそろ無事では済まなくなるだろう。
今は1年前とは異なってきていることを知らなければならない。

 ★シティアライアンス 代表兼 「ヒルザー・ドットコム」 運営者

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